Garelli(ガレリ)

ガレリ(Garelii)といえば

ガレリ(Garelii)といえば、イタリアのオートバイメーカーで1919年にアダルベルト・ガレリによって設立されました。
バイクが好きな人であれば、ガレリ(Garelii)の名前を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

1919年設立ということは、創業から100年以上経っている歴史あるメーカーの1つと言えるでしょう。
ガレリは当初モータースポーツに力を入れ、有名なイタリア人レーサーも多くガレリのオートバイに乗っていたほどです。

1920年代の後半には、戦争などの影響によって、軍用のオートバイの生産をはじめ、完全に軍需に移行するなど国のために尽力するなどしていました。

ガレリ(Garelii)のバイクは?

創業を開始し、軍需に移行したガレリ(Garelii)ですが、1945年には通常のオートバイの生産を再開しています。
再開した際にガレリが作っていたバイクというのが、ヨーロッパ市場の需要に応えたものであったということです。

当時のヨーロッパ市場は、低価格であることと手軽な輸送手段が可能であるという点です。
そのため小排気量オートバイの生産がメインになっていました。
この時に販売されたものは200万台以上生産されるなど、かなりのヒット商品になりました。

この時ヒットした背景にあったのがモスキート・エンジンと呼ばれる2ストローク38㏄の自転車搭載用のエンジンです。
この存在がガレリのヒットした要因の1つであったと言えます。

電動バイクメーカーとして

200万台以上の生産がされるなど、有名メーカーとしての力を持っていたガレリですが1987年には一旦ブランドが閉鎖されてしまいました。
メーカーとして終わりを迎えたかと思われたガレリですが、創業から100年経過した2019年になって電動バイクメーカーとして復活しました。

現代社会では、地球環境に配慮した乗り物を作ることが意識されつつあることによって方向性を変えての復活というのは非常に現代の流れに乗った決断であると言えるでしょう。
この時ラインナップに合ったのがシクローネE4と呼ばれるモデルです。

今回注目のモデルが登場

今回新しく登場したシクローネE4と呼ばれるモデルは出力が4kwに増量したことと、リアハブモーターの最大トルクが160Nmになったことが特徴的です。
電力がバッテリーに提供されることが可能になっているので、45分の充電25km走行ができます。

今までであれば運転免許がなくても走ることができる45km/hでしたが今回は70km/hにアップグレードされました。
バッテリーの位置であったりライト周りの位置など、要所要所がイタリアンデザインとなっているので、イタリアのデザインが好きな人にはたまりません。

バリエーションは、オーナーの好みに応じて選べるように5タイプのバリエーションが用意されています。
シックで街乗りに向くものや、クロームフレームのものなど自分好みのバリエーションを見つけられるでしょう。