CLEVELAND(クリーブランド)

CLEVELAND(クリーブランド)の歴史

CLEVELAND(クリーブランドサイクルワークス)は、アメリカのバイクメーカーです。
正式名称の頭文字を拾った略称であるCCWも広く使用されています。

その名前からも推測できるようにアメリカのクリーブランドを本拠としており、創業は2009年、まだまだ新しいメーカーと言えます。
それだけベンチャー企業としての面も持ち合わせており、さまざまな面で新しい取り組みを積極的に手掛けているのも同メーカーの大きな特徴です。
まだ15年程度の歴史ながら、すでに世界規模での事業展開を行っており、開発・販売しているモデルも多数、新興メーカーらしい活気を感じさせます。

CLEVELAND(クリーブランド)で作られるバイクの特徴

ベンチャー企業らしい面がもっとも見られるのが、もっとも基本となるバイクを製造する環境です。
なんとコスト削減を目指しつつ、組み立ては自社ではなく台湾のCPIというメーカーが担当しているのです。

しかも、エンジンはホンダ製を搭載しており、CLEVELANDのバイクの特徴と言えばそのほとんどがデザインにある状況なのです。
ホンダのエンジンを搭載していることもあって、日本人のバイク好きにとってはちょっと馴染み深い存在とも言えるかもしれません。
ですから極端な言い方をすれば、CLEVELANDの本社はバイクの企画と開発だけを行い、自裁の組み立てなどの製造やエンジンの調達はよそのメーカーに任せているということになるわけです。

となるとどんなデザインをしているのかが気になりますが、CLEVELANDのバイクの特徴は「パワフルでシンプル」で表現することができるでしょう。
いかにもアメリカンな雰囲気を感じさせるちょっと無骨、でもスマートなスタイルを備えています。
無駄なパーツを極力廃したようなスリムなシルエット、シンプルイズベストを貫くような硬派なスタイル、それでいてパワーを感じさせる風格。
現代的なスタイリッシュな面とクラシカルなアメリカンスタイルを融合させたような雰囲気を漂わせているのがこのメーカーのバイクの大きな特徴です。

CLEVELANDの象徴的なバイクとは?

このCLEVELANDのバイクの中でもっとも日本でよく知られているのは、「ヘイスト250」でしょう。
このメーカーの特徴を見事に備えているバイクで、250ccとは思えないロング&ローなスタイルはまさに「アメリカン!」です。
しかも無駄を極限まで廃したスリムなデザインは、他のアメリカのメーカーのバイクとは一線を隠すスタイリッシュな魅力を備えています。
アメリカンでありながら日本人のバイク好きの嗜好に合った面を持ち合わせている、これがこのヘイスト250が高く評価された理由なのでしょう。

ヘイスト250と並ぶCLEVELANDを象徴するバイクとして、ほかに「エース250」も挙げられます。
こちらはヘイスト250と比較するとより重厚感があり、一般的なアメリカのバイクのイメージに近い印象です。