BSA(バーミンガム・スモール・アームズ)

BSA(バーミンガム・スモール・アームズ)
BSAといえば、かつてはイギリスで軍用・スポーツ用の小銃や自転車。オートバイ・自動車・バス車体などさまざまなものを製造していたメーカーです。
元々は鍛冶屋と機械加工業を営んでいた14人によって「バーミンガム小型武器取引協会」が発祥になったと言われています。

元々は武器の製造や流通の組合として結成されていたわけですが、1880年には自転車製造をはじめ20世紀にはいってオートバイの部品の製造を経てオートバイを製造するようになりました。
その後、BSAは一時は世界最大のオートバイメーカーとも呼ばれるほど成長しました。

そんなBSAですが、現在はオートバイメーカーとして存在しておらず一時は盛り上がりを見せたものの、70年代には幕引きをしてしまっております。

BSAの強さ

ヨーロッパの各地でレースが盛んに行われていた時代がありましたが、そんな時代にBSAはトライアンフやノートンなどといった有名メーカーと凌ぎを削ってレースマシンの開発を行っていました。

今では存在していないBSAは、当時はトライアンフと肩を並べるほど代表的な20世紀のメーカーでした。
しかし1997年になり、日本のオートバイのパーツメーカーであるデイトナがBSAリーガル社に依頼したことによってBSA-SRも誕生しています。

GOLD SR

GOLD SRは、ブリティッシュカフェレーサーという印象が強い外観が特徴的です。
タンクが丸く厚みがあるのに対して、シートは薄めのセミダブルとなっておりライダーからすると心もとない感じがする人も居るかもしれませんが、これこそがGOLD SRの特徴とも言えるのです。

モデルの参考となったゴールドスターはBSAが過去に造り続けていたバイクとも共通するものがあります。
GOLD SRはそういった特徴があることからも、BSAファンにとってはたまらない気持ちにさせてくれるものでもあるでしょう。

CLUBMAN−SR

CLUBMAN−SRは、ノートンマンクススタイルのタイプになっています。
ノートンといえばBSAと並んでイギリスを代表されたオートバイメーカーの1つとなっており、マンクスは1938年1962年まで20年以上制作が行われていました。

CLUBMAN−SRのの大きな特徴といえば、ノートンの名車であったマンクスの見た目と同様の角ばって大きいアルミタンクです。
マフラーはショートメガホンタイプであるため軽やかな印象を感じることができます。

このノートンマンクスタイプのタンクは、特攻の拓と呼ばれる漫画のキャラクターが乗っていたSRと同様のものでした。
コアなBSAファンはもちろんですが、こういった漫画のファンの層にも好かれそうな見た目のになっているバイクです。

GOLD-SRもCLUBMAN−SRもどちらもアルミタンクにはBSAのロゴがついており、どちらを選んでもBSAファンを喜ばせてくれるでしょう。