LEONART(レオンアート)
LEONARTの歴史
欧州車のファンも少なからずいる日本のバイク界ですが、イタリアなどに比べるとあまり話題になる機会が少ないのがスペインです。
LEONART(レオンアート)はそんなスペインを代表するバイクメーカーです。
創立は1985年、当初はバイクではなく産業機械と工業機会を開発・製造するメーカーでした。
大きな転機となったのは2004年、バイク用の小型エンジンを搭載するためのバイクを作るためにバイクブランドの展開を開始したことでした。
ですから、メーカーの歴史はそれなりに古いものの、バイクメーカー・ブランドとしてはまだ新しいと言えます。
LEONARTで作られるバイクの特徴とは?
このバイクメーカーとしての歴史から見ても推測できるように、小型のエンジンを搭載した小排気量のバイクをメインのプロダクトとしています。
デザインはシンプルながら個性的という、いかにもスペインのメーカーらしい個性を持っており、基本的には日常の街乗りやちょっとしたツーリングに向いたバイクがラインナップされています。
スタイリッシュなデザインを備えた日本のメーカーのバイクと比較すると、LEONARTのバイクは一軒無骨に見えるかもしれません。
しかし、そのシンプルでちょっと無骨、それでいながら欧州ならではの洗練された雰囲気と高級感を醸し出しているのもこのメーカーの特徴です。
小排気量で身近な存在でありながら、ちょっとした高級車を運転しているような気分を味わうこともできるでしょう。
このシンプルで無骨な部分は少しだけアメリカ車を連想させる部分もあります。
LEONARTを象徴するバイクとは?
小型バイクをメインにしているLEONARTは、125ccのバイクの評判が高く、中でも代表格と言われるのが「デイトナ(DAYTONA)125」です。
125ccの小排気量のバイクとは思えない堂々たる風格と車体サイズを備えており、全長は2325mm、まるで中型バイクを運転しているような気分を味わうことができます。
乗り心地を重視した水冷エンジンとギアボックスを搭載しており、街乗りはもちろんのこと郊外での走行も想定した作り、そしてヨーロッパ車らしく排ガス規制の基準をしっかり備えエコなモデルでもあります。
優れたデザインで人気が高いのが、「パイルダー(PILDER)125」です。
まるで日本の特撮作品に出てくるような流れるようなデザイン、細部にまでこだわった性能、そして革新的なセンスで、あくまでシンプルに徹しつつもオリジナリティとカッコよさの両立を実現したモデルとなっています。
日本でもこうしたモデルがSNSを中心に話題になっており、人気が高まっている状況と言われています。
小型バイクが好きな方にとっては、他のバイク乗りとちょっと差をつけることができる個性的な魅力を備えたメーカーと言えるでしょう。
とくに125ccのバイクを探している方は、このLEONARTのバイクをチェックしてみると良いかもしれません。