Vectrix(ベクトリックス)
Vectrixの歴史
Vectrix(ベクトリックス)は、アメリカで誕生したバイクメーカーです。
1996年にアメリカ東部にあるロードアイランド州で創立されたブランドで、創立当初にはマサチューセッツ州を拠点としていました。
Vectrixは主に中型から大型の電動スクーターの開発を主に行っており、2006年には初めての電動スクーターがアメリカをはじめ、イタリアやイギリス、スペインやオーストラリアで発売されるなど飛躍的な成長を遂げています。
その後、本社機能をポーランドに移し現在の資本体制を確立しました。
その体制を維持しながら、現在は本社機能をシンガポールに集めた上で研究や開発、また生産や販売においては5極体制を取り、アジアエリアでは日本や台湾、ASEAN、またヨーロッパではイタリアとポーランドに拠点を分散しています。
日本でも以前から代理店を通しての輸入販売が行われていましたが、2020年に日本法人を立ち上げ、より本格的に日本進出を果たしました。
現在では東京にVectrix TOKYO Ginza Galleryというメーカー直営店を設置し、アジア地域への展開拠点として機能しています。
Vectrixのバイクはもともと電動スクーターの開発に力を入れていたこともあり、電動という点がメーカー全体に共通する特徴となっています。
現在では電動スクーターに加えてハイブリッドバイクの開発も行っており、日本でも一般ユーザーが乗りやすいバイクモデルが多数ラインナップされています。
Vectrixの象徴的なバイク
Vectrixのバイクには、日本で販売されているモデルがたくさんあります。
例えばVX-1/Li/Li+は、日本では軽二輪車という区分となります。
これはAT限定普通自動二輪者免許の運転免許があれば運転できるバイクという扱いになります。
電池にはリチウムイオン電池を搭載している点が特徴で、低燃費で走る電動バイクとして高い人気があります。
このVX-1モデルを改良してモデルチェンジしたものが、VX-2タイプです。
Vectrixでは、3輪バイクもラインナップしています。
VX-3は前輪2輪、後輪1輪のスリーターで、安定した走りができるだけでなく、2輪が前輪部分となっていることによって操作性がとても高く、小回りが利くという点でも人気があります。
こうした電動バイクは、バッテリーをいかに簡単に素早くチャージするかという点が重要です。
VectrixからラインナップしているI-Cargoモデルは、バッテリーが簡単に着脱できるカーゴスクーターとなっています。
日本においてはサイドカー付きの軽二輪という扱いとなり、普通免許があれば運転できる区分です。